【画像付き】畳の品質とは?良い畳・悪い畳を解説

畳の「善し悪し」の見分け方

畳はお部屋に敷い並べると「善し悪し」が出ます。当然、畳製品に於いても価格と品質は正比例しますが、市場には多様な畳製品が流通していますので、お客様のご予算、価値観、生活スタイル等に応じてお選びいただくことが可能です。

品質の良い畳の例

  1. 縁角(スミ)止めがしっかり縫製してある畳
  2. しなりの少なく貼りの良い畳(=型崩れしない畳)
  3. 畳を部屋に敷いた際、畳表のイ草の目の並びや色の均一性などの装飾美を感じる畳
  4. 畳縁(たたみべり)の通りが良く、部屋に敷き並べると部屋の収まりが良い伝統美を感じる畳
縁、畳の上前幅の揃った畳
縁、畳の上前幅の揃った畳
イ草の目や色の均一性がとれた畳
イ草の目や色の均一性がとれた畳
収まりの良い畳
収まりの良い畳
畳縁の通りが良い畳
畳縁の通りが良い畳

一方で近年では、畳業界では低価格を売りにする業者がシェアを伸ばしています。但し、品質よりも低価格化・効率化を図るため、畳づくり工程の削減、機械化による大量生産、手作業の減少など、結果として“畳が有する機能や美しさ”を欠いた畳が多く見受けられます。

現代の畳製造の現場では、多くの工程作業が機械化されています。しかし、最終的には、職人の畳つくりに対する技量や知識が製品の出来映え等の品質を大きく左右しています。

粗悪な製造による悪い畳の例

  1. 畳み目が不揃い
  2. 畳縁(たたみべり)、畳の上前幅の不揃い
畳み目の不揃い
畳み目の不揃い
畳縁、畳の上前幅の不揃い
畳縁、畳の上前幅の不揃い
  • (原因 1)品質的にそもそも均一に作ろうとしていない、若しくは機械操作する職人の力量・技術が未熟など
  • (原因 2)畳表(イ草)の品質、産地による性質の差異などを見極める職人の知識や技量の不足など